2022/10/26 (更新日: 2023/08/02)

30坪の注文住宅相場は3,168万円！30坪の実例・損しないポイントまで徹底解説

費用

注文住宅は、ユニークで完全なるオーダーメイドの空間です。とはいえ、”コスト”という具体的な数字が絡んでくると、現実と想像に差が生まれます。

この記事では、30坪の注文住宅の相場を解決し、今すぐ注文住宅への道を切り開く第一歩を踏み出しましょう。

30坪の注文住宅を建てる時の相場は3,168万円～3,564万円

日本で注文住宅を建てる場合、土地から購入するのと所有している土地を理由するので費用は大きく異なります。

平均的な住宅の場合、所有する土地に住宅を建設する方で3,168万円。土地の購入も行う方で3,564万円必要なことが分かります。

注文住宅の平均坪単価

2021年度の「フラット35利用者調査」の以下の調査結果から、「建設費用÷住宅面積」で算出できます。土地も購入する場合、約119万円の坪単価を想定する必要があります。

※参照：2021年度 フラット３５利用者調査

注文住宅の坪単価ごとの平均建築費用

坪単価ごとの「土地を購入しない場合」～「土地から購入する場合」の費用をご紹介します。

この費用はあくまで建築費のみで、設計費や諸経費、さらにはインテリアや外構工事などは含まれていません。全体で予算オーバーの住宅を建てないためにも、無料で見積もりを作成してくれるサービスや無料相談所を利用しましょう。

エリアごとの注文住宅の平均坪数・坪単価・建築費用

住宅金融支援機構のデータから、エリアごとの平均坪数・坪単価・建築費用を建設費用の高い順でご紹介します。※それぞれの数値の平均を取っているため「平均坪数×平均坪単価≠平均建設費用」です。

注文住宅の建設費用の相場【ハウスメーカー・工務店・設計事務所別】

注文住宅を建設することが可能なハウスメーカー・工務店・設計事務所の一例の10社をハウスメーカーから順にご紹介します

スウェーデンハウス

スウェーデンハウスの評判

16,455名を対象としたオリコンの調査を基に満足度をご紹介します。

スウェーデンハウスの詳細

実際の建設事例を基に算出した坪単価等をご紹介します。

スウェーデンには「親の代で家を建て、子の代でサマーハウス（別荘）を、さらに孫の代ではヨットを。」という言葉があります。

この言葉通り、「孫の代まで長く住める」ということを前提とした住まいを実現するハウスメーカーです。

日本では北海道から広がったハウスメーカーで、壁・窓の断熱性・気密性は折り紙付きです。

• 壁などに利用する木材は、全て本国スウェーデンで樹齢80年前後の中から厳選
• EU加盟国の基準を満たす製品に付けられる「CEマーキング」の認定を取得

寒さに強く、クオリティも欧州基準です。

寒さに強いスウェーデンの輸入住宅を建てたい！という方にオススメのハウスメーカーです。

三井ホーム

三井ホームの評判

16,455名を対象としたオリコンの調査を基に満足度をご紹介します。

三井ホームの詳細

実際の建設事例を基に算出した坪単価等をご紹介します。

自由設計で家づくりが可能で、他の住宅と被らない外観を実現することが可能です。

デザイン面だけでなく、機能面も優れています。

• 他の住宅と被らない自由設計デザイン
• 空気清浄・加湿機能付きの全館空調
• 震度7の地震を60回耐える耐震性

他の家と違う、快適でオリジナリティのある住宅を手に入れたい方にオススメのハウスメーカーです。

メイプルホームズインターナショナル（サンタ通商）

メイプルホームズインターナショナルの詳細

実際の建設事例を基に算出した坪単価等をご紹介します。

「輸入住宅と言えばメイプルホームズ」と言っても過言ではありません。材料・建築方式からこだわった輸入住宅を建設することが可能です。メイプルホームズインターナショナルは名前の通り、

• 住宅に使用する天然木の無垢材
• ティンバーフレームの構造材

材料のほとんどをカナダから輸入しています。

本場の材料を利用しつつ、「坪単価60万円から建設可能」と考えれば比較的安いということも可能です。

本場の材料を使って住宅建設を考えている方にオススメのハウスメーカーです。

セルコホーム

セルコホームの詳細

実際の建設事例を基に算出した坪単価等をご紹介します。

フルオーダーとセミオーダーで、カナダの輸入住宅を作っているハウスメーカーです。

カナダの輸入住宅を取り扱うハウスメーカーなので、材料の輸入に費用が掛かりますが、機能性やデザイン性は非常に高いということができるでしょう。

• 住宅の快適さやデザインは、カナダ政府公認。
• 大手輸入住宅メーカーにしては、坪単価が低め※大手輸入住宅メーカーの平均坪単価は、72.7万円

輸入住宅を建てたいけど、費用は押さえたいという方にオススメです。

アメリカンハウス（伊沢工務店）

アメリカンハウス（伊沢工務店）の詳細

実際の建設事例を基に算出した坪単価等をご紹介します。

文字通り、アメリカの住宅がオススメの工務店です。

「外観」～「内観」の細部まで本場アメリカの住宅さながらに建設可能なので、

• アメリカの住宅に憧れがある方
• 開放的なリビングを目指したい方
• くつろげるテラスが欲しい方

など様々な人におすすめです。

一方で、アメリカ住宅はそもそも広大な土地に建てることを想定していますので、車どおりが多い通りの前などの土地にアメリカンハウスで住宅建設する際は要注意です。

「ウッドデッキを作ったのに、車の排気ガスが多くテラスが気持ちよくない。」なんてことになったら元も子もありません。建設する土地をみて、どのアメリカ住宅の部分を実現するのかを判断しましょう！

つるおか工務店

つるおか工務店の詳細

つるおか工務店の実際の建設事例を基に算出した坪単価等をご紹介します。

千葉県の御宿町で初めて輸入住宅を建設した工務店で、雑誌に掲載された建設事例「南欧風の輸入住宅」で人気に火が付き、輸入住宅専門の工務店です。

その前までは、若手の離脱や大手ハウスメーカーFC（フランチャイズ）などを昨今まで続いている紆余曲折な歴史があります。

これにより大きな窓を設置しても夏は涼しく冬は暖かい空間を作り出します。大きい窓を設置したいと考えている方におすすめのハウスメーカーです。

矢島建設工業

矢島建設工業の詳細

実際の建設事例を基に算出した坪単価等をご紹介します。

大正12年(1923年)から大工集団として、運営している老工務店です。ベテランの職人でないと難しいといわれている木造住宅の施工がウリです。

「the 輸入住宅」という外観ではなく、和風かスタイリッシュな住宅の建設事例が得意です。建設を予定している地域の周辺住宅を見て、和風の家orスタイリッシュな家も映えそうであれば、ぜひ検討しましょう！

エーセンス建築設計

エーセンス建築設計の詳細情報

エーセンス建築設計の実際の建設事例を基に算出した坪単価等をご紹介します。

無駄な費用を極限まで省いた住宅建設が可能なハウスメーカーです。大手ハウスメーカーなどとは異なり、設計や営業を外注していないため、良いものを比較的安く建設することが可能です。

また、エーセンス建築設計の面白いところはスタッフ全員がブログを書いています。

自分のイメージが固まり切っておらず、

• 良い提案が欲しい方
• 頭にあるふわっとしたアイディアを具体化していきたい方

など、設計士と相談しながら住宅建設を行っていきたい人にオススメのハウスメーカーです。また、建設可能地域は、千葉県の西側の地域が中心です。

東京沿いや東京湾沿いで注文住宅（輸入住宅）建設を考えている際は、ぜひお問い合わせしてみましょう。

グランハウス 一級建築士事務所

グランハウスは、一級建築士事務所として、海外からの輸入住宅の設計・施工を専門に手がける設計事務所です。ヨーロッパの最新のデザインや技術を取り入れ、高品質かつ快適な生活空間を実現します。

グランハウスは、豊富な経験と専門知識を持つ一級建築士が設計に携わり、お客様のニーズやライフスタイルに合わせた住宅を提供しています。また、施工には一流の職人が携わり、高品質な建築物を完成させます。さらに、

• 環境に配慮した素材を利用
• 耐震性や断熱性に優れた設計
• インテリア担当の設計士からのアドバイス

で、デザイン性あるおしゃれな住まいを実現します。一流の設計士から大工まで総動員して、工夫を凝らした住宅を建設したい方にオススメの建築事務所です。

アーキフェロー一級建築士事務所

欧米の住宅をとことん再現できる建設事務所です。自由設計により他の住宅と被らずあなたの理想を掲げた間取りを実現させることができます。

完全自由設計を実現させるため建築事務所に依頼したいけど費用はできるだけ抑えたい。。。という方にオススメのハウスメーカーです。

30坪の注文住宅の実例5選【建築費用別】

約30坪の注文住宅の実例を、建設費用が高い順にご紹介します。

【1,426万円】ブルーグレーでワンポイント｜色を使っているのにシンプルな住宅

建設費用以外のコストを含めると全体費用は「約2,037万円」です。

• 白と木、そしてブルーの絶妙なバランス
• 1階のほとんどをLDKにあてた広々リビング
• 家族との時間を大切にすべく、リビングの他にファミリースペースを設置

住居者のセンスが光る住宅です。

見える位置にほとんどものがなくとてもスッキリしたお家になっています。

【1,320万円】グリーンの外壁×凹の字型｜解放感とプライバシーを確保したお家

建設費用以外のコストを含めると全体費用は「約1,886万円」です。

凹の字にすることで、1階は外と行き来しやすいスペースが生まれ、2階には外から見えにくい洗濯スペースが確保できています。また、日本ではあまり見ることがないグリーンで外壁を塗っているため、どことなく海外の雰囲気が出ています。

【1,220万円】アメリカ西海岸の住宅｜カバードポーチが海外感を演出している住宅

建設費用以外のコストを含めると全体費用は「約1,743万円」です。

• 玄関前のカバードポーチ
• 1階の半分以上を占めるリビング・ダイニング
• 圧迫感の少ない黄色の壁紙

が特徴となっています。外観はまさしくアメリカの住宅そのもの。

内装は白と黄色を基調としており、家具やカーテン等として緑と青色系の色を差し込むことでとても明るい雰囲気の住宅となっています。

【1,392万円】アメリカ風の輸入住宅｜白を基調とした住む人のセンスが光る住宅

建設費用以外のコストを含めると全体費用は「約1,989万円」です。暮らしやすさとオシャレさを融合させたバランスの良い住宅です。

家のテイストに合わせて、家具や小物を合わせることで家全体のオシャレさが倍増しています！まさに、住む人のセンスが光っている住宅です。

【1,388万円】二人だけの空間｜好きな空間だけを創造したこだわりの住宅

建設費用以外のコストを含めると全体費用は「約1,989万円」です。子育てが終わり、また子育てをする前の2人に戻れる住宅。

• 細かく部屋を分けずに2人の好きな空間だけを創造
• 日本らしく畳のお部屋の準備
• 家具やインテリアにもとことんこだわり細部まで洗練

外観はレンガ造りでイギリス風ですが、畳の部屋まである個性あふれる住宅です。

30坪の注文住宅を建てるハウスメーカー選びのポイント

30坪の注文住宅を建てる際、一体どのハウスメーカーを選べばよいのでしょうか。その選び方について、4つの重要なポイントを提供します。

坪単価だけで判断しないこと

ハウスメーカー・工務店によっては坪単価に設備や仕様、造成費用などが含まれていないことがあります。そのため、坪単価だけを見て安いと感じても、最終的な費用が想定以上に高くなる可能性があります。

アフターサービスや補償内容まで見ること

補償内容が明確に書かれていないところや、期間が短いところは注意が必要しましょう。家が完成した後に何か問題が発生した場合、しっかりと対応してくれるハウスメーカーを選ぶことが大切です。

モデルハウスだけを見て決めないこと

モデルハウスはあくまで一例であり、自分の希望や予算に合わせた家づくりができるかどうかを確認するためには、設計力や提案力を持つハウスメーカーを選ぶことが重要です。ハウスメーカーが提供するモデルハウスは、そのハウスメーカーの技術力やセンスを見るための一つの手段です。しかし、それだけを頼りにハウスメーカーを選んでしまうのは危険です。

知名度だけで判断しないこと

複数のハウスメーカーを比較し、自分にとってベストな選択をすることが大切です。大手のハウスメーカーは、その名前だけで信頼感を得られる一方、技術力が優れてコストが高くない地元密着型の工務店も存在します。知名度だけで判断するのではなく、自分が求める住まいづくりに合致したハウスメーカーを選ぶことが大切です。

注文住宅の費用を抑える4つのポイント

希望と予算が一致しない場合には、どのようにコストを抑えるべきでしょうか。ここでは、注文住宅の費用を抑えるための4つのポイントを紹介します。

仕様やオプションを調整する

注文住宅の価格は、選択する仕様やオプションによって大きく変動します。高級な素材や最新の設備を選べば、それだけコストが上がります。必要な機能を満たす基本的な仕様を選べば、大幅にコストを抑えることが可能です。

また、不要なオプションは選んでしまうと費用が高くなるだけでなく、普段あまり使わないのにいざ使おうと思った時に壊れていて修繕費がかさむことになりかねませんので十分ご注意ください。

内装のデザインを複雑な形状にしない

家の形状が複雑だと、それだけ建設費用も高くなります。

そのため、シンプルな直線的な形状を選ぶことで、工事費を抑えることが可能です。

外観の凹凸などをできるだけ少なくする

外壁の凹凸や窓の形状、色の変化などを多くすると、それだけ工事の手間が増え、コストも上がります。外観デザインは重要な要素ではありますが、可能な限りシンプルにすることで、コストを抑えることができます。

水回りを１ヵ所にまとめる

トイレや浴室、キッチンといった水回りが家のあちこちに散らばっていると、そこまで配管を伸ばす必要があるため建築費用が上がります。

• １階と２階の両方に設置予定のトイレを１階だけにする
• キッチンの横に浴室を配置する

この2点により新築時の費用を節約できます。

注文住宅の建設費の内訳

注文住宅の費用は、下記3つの合計で算出されます。

• 建物工事費
• 付帯工事費
• その他諸費

2,000万円の住宅を基に費用の内訳を確認していきます。

建物工事費とは

基礎や屋根などの家全体の「箱」を作る工事費用のことです。全体の費用の約7~8割（1,400~1600万円）を占めます。

付帯工事費とは

公共インフラとの接続や車・敷地内の土台インフラを整える費用のことです。他には、敷地内に電気や給排水の配線・配管を引き込む工事や、駐車場のアスファルト舗装の工事などに利用され、全体の費用の約1~2割（200~400万円）を占めます。

その他諸経費とは

住宅ローンの手数料や、火災・地震保険、建物を登記等に利用する費用のことです。全体の費用の約0.5~1割(100~200万円)を占めます。

よくある質問

注文住宅を検討している方からよく寄せられる質問について、具体的な回答をしていきましょう。

吹き抜けは床面積に入るの？

延床面積からは除外されます。つまり、吹き抜けを前提とするとその分の面積は「建物の面積」とはカウントされず、坪単価が高くなります。

30坪の家を建てるには30坪の土地が必要？

30坪の家を建てるためには30坪以上の土地が必要です。土地の利用規制や建築基準法により、土地全体を建物で占めることは許されていません。具体的には、以下の2点を満たす必要があります。

• 一定の敷地率（建築面積が敷地面積の何%まで可能か）
• 容積率（建築物の延床面積が敷地面積の何%まで可能か）

土地ごとに定められているので、住みたい土地の候補が出たら確認しましょう。

3人家族に最適な広さってどれくらい？

3人だと、30坪～40坪が最適とされることが多いです。ただし、これはあくまで目安であり、例えば在宅ワークをする人や趣味のスペースが必要な人などは、もっと広い空間が求められるかもしれません。

30坪の注文住宅で失敗しないためには？

家づくりは一生に一度の大きな投資です。そのため、計画や準備が不足していると後悔することもあります。特に30坪の注文住宅を計画する際には、以下のポイントを意識すると良いでしょう。

業者選びの前にそもそもいくらローンを組めるかを把握しておくことが重要

注文住宅を建てる前には、いくらでローンを組むことができるのか、自己資金はどの程度あるのか、などを明確にしておくことが必要です。

また、この情報があることで、予算内で最大限のパフォーマンスを出してくれるハウスメーカーを選ぶ際の参考にもなります。

土地と住宅のバランスを考えておく

30坪の注文住宅を計画する際には、土地と住宅のバランスを考えることが大切です。

• 敷地全体を使って家を建てると、駐車場や庭などのスペースが確保できなくなってしまうことがあります。
• 家が小さすぎると生活空間が狭くなり、家族全員がストレスなく過ごすことが難しくなります。

適切な敷地面積と家の面積のバランスを考え、快適に暮らすための適切な比率を見つけましょう！

30坪の注文住宅の相場まとめ

あなたがこれまでに集めてきた情報や知識で、夢の注文住宅のプランが少しずつ形になってきていると思います。しかし、ここで大切なのは現実的な費用面をしっかりと見据えることです。設計の自由度、素材の選択、細部までこだわった贅沢な仕上がり、それらはすべてコストに反映され、それがあなたの注文住宅の「価値」になります。

あなたが考えている注文住宅の設計や仕様が、現実的な費用で実現可能なのか無料で出してくれます。さらに、その価格帯に合ったハウスメーカーまで紹介してくれるので、ぜひご活用ください！

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