アーバンホームは、埼玉を拠点に輸入住宅を手がけるハウスメーカーです。グループ会社に不動産会社「岡安不動産」を擁しているため、土地探しから家づくりまでワンストップで相談できるのが強みですね。
ただ、「ワンストップ」という言葉には注意が必要です。土地と建物をセットで提案されると、総額がぼやけてしまい、どちらで利益を乗せられているか分かりにくくなるケースも。FP・宅建士としては、土地と建物の金額はそれぞれしっかり精査することをおすすめします。
宅建士・FP2級お洒落な輸入住宅は魅力的ですが、見た目だけで判断するのは危険です。その坪単価の裏に隠されたコスト構造や、実際の住み心地に関わる性能面までしっかりチェックしていきましょう。
アーバンホームの坪単価
検討者さんまず結論から。公式サイトのモデルプランから算出したアーバンホームの坪単価の目安は約65.3万円です。この数字だけを見ると、他の輸入住宅メーカーや大手ハウスメーカーと比較しても、かなり魅力的に映ります。
宅建士・FP2級この数値は、アーバンホームの主要なモデルプラン(U・S・A(北米)・プロヴァンス(南欧)・ノルディック(北欧))から算出した平均坪単価です。ただし、これはあくまで「建物本体価格」の目安。実際の家づくりには、これ以外にも様々な費用がかかります。
【要注意】総費用は坪単価だけでは決まらない
以下の表は、坪単価から算出した建築費用と、諸費用を含めた全体費用の目安です。一般的に、総費用は建築費用の1.4倍程度になると言われています。
| 坪数 | 建設費用 | 全体費用 |
| 25坪 | 1,600万円 | 2,300万円 |
| 30坪 | 2,000万円 | 2,800万円 |
| 35坪 | 2,300万円 | 3,300万円 |
| 40坪 | 2,600万円 | 3,700万円 |
| 50坪 | 3,300万円 | 4,700万円 |
アーバンホームで30坪の家を建てるための世帯年収
- 建物のみの場合:世帯年収509万円
- 土地も購入する場合:世帯年収872万円 ※土地代2,000万円と仮定
上記の年収は、返済負担率を考慮した一般的な目安です。よく「借入額は年収の5〜6倍が目安」と言われますが、これは危険な考え方。
宅建士・FP2級特に、変動金利でローンを組む場合は、将来の金利上昇リスクも考慮に入れる必要があります。安易なシミュレーションを鵜呑みにせず、ライフプラン全体を見据えた予算決めを心がけてください。
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大手ハウスメーカーと坪単価を比較
宅建士・FP2級| 項目 | 平均坪単価 |
| アーバンホーム | 65.3万円 |
| 大手ハウスメーカー | 83.5万円 |
| 差額 | -18.2万円 |
大手ハウスメーカーと比較すると、アーバンホームの坪単価は明らかに安く設定されています。この価格差の理由は、主に広告宣伝費やモデルハウス維持費といった、建築費以外のコストの差にあります。大手はブランド維持のために莫大な経費をかけており、それが価格に反映されているのです。
他の輸入住宅メーカーと坪単価を比較
宅建士・FP2級| 項目 | 平均坪単価 |
| アーバンホーム | 65.3万円 |
| 輸入住宅メーカー | 72.7万円 |
| 差額 | -7.4万円 |
同じ輸入住宅という括りで見ても、アーバンホームは比較的リーズナブルな価格帯です。これは、特定のデザイン(北米・南欧・北欧)に特化し、建材の仕入れルートを効率化することでコストを抑えている可能性があります。
アーバンホームの商品ラインナップ
アーバンホームの主力商品は、以下の3つのデザインです。
- U・S・A(北米)
- プロヴァンス(南欧)
- ノルディック(北欧)
それぞれのデザインコンセプトと、目安となる価格を見ていきましょう。
| イメージ | 商品名 | 34坪の目安価格(税込) | 備考 |
![]() | U・S・A(北米) | 2,216万円~ | 備考開拓史時代の家族のあたたかな暮らしをイメージさせる、まさに古き良きアメリカ、正統派の住まいです。アメリカ西海岸の風が吹くようなサーファーズスタイルやデコラティブなレンガなどの装飾を取り入れて都会的なN.Y.Cスタイルなどがお好きな方に選ばれています。 |
![]() | プロヴァンス(南欧) | 2,314万円~ | 手づくりの温もりを感じるローとアイアンの飾り。深い木の色が落ち着きをあたえる室内空間。時を越えて愛されるプロヴァンスの古民家を彷彿させる、どこか懐かしく、温かみのあふれる住まいです。塗り壁やタイル、アイアンパーツなどでつくり出す空間は、シンプルだけど飽きの来ないそんなデザインがお好きな方に選ばれています。 |
![]() | ノルディック(北欧) | 2,216万円~ | nordic [ノルディック]は床材、ドア、屋根、窓、壁にいたるまで様々なディテールにこだわった建築をご用意。北欧住宅の温かみのある暮らしをご提供いたします。シンプル&ナチュラルで、温かみのあるお家で無垢の床は素足で気持ちよく、快適に過ごすことが出来ます。 |
アーバンホームの強みと注意点
アーバンホームは、輸入住宅の建材からインテリアまで、トータルでコーディネートできる点が大きな魅力です。
宅建士・FP2級「映画に出てきたあの家のようにしたい」といった、施主の漠然としたイメージを具体的な形にする提案力は、地域密着型工務店ならではの強みと言えるでしょう。ただし、こだわりが強くなればなるほど、オプション費用がかさむ点には注意が必要です。
アーバンホームのよくある質問【プロが回答】
公式サイトのQ&Aを元に、宅建士・FPである私が第三者の視点で解説と補足を加えていきます。営業マンの言葉を鵜呑みにせず、客観的な情報を手に入れましょう。
Q1.アーバンホームってどんな会社ですか?
アーバンホームは、社長自身の海外経験から「日本の住宅性能とデザインを向上させたい」という想いで設立された、輸入住宅に特化したハウスメーカーです。特にアメリカン、南欧風、北欧風のデザインを得意としています。高気密・高断熱といった住宅性能も重視しており、デザイン性と快適性の両立を目指しているのが特徴です。
Q2.工期はどのくらいですか?
公式サイトでは、打ち合わせから引き渡しまで合計で5ヶ月半~6ヶ月半が目安とされています。ただし、これはあくまでスムーズに進んだ場合の最短期間。輸入建材の納期遅れや、設計変更などがあれば、工期はさらに延びる可能性があります。契約時には、工期が遅延した場合の取り決めについても確認しておくと安心です。
Q3.施工エリアはどこまでですか?
埼玉県内(一部除く)と、埼玉県に隣接する市町村が基本エリアです。会社から1.5時間以内の範囲が目安とされており、千葉、茨城、東京での実績もあるようです。地域密着で手厚いアフターフォローを重視している姿勢は評価できますが、エリア外の方は対応可能か個別に確認が必要です。
Q4.輸入住宅って高額ですか?
公式サイトでは「在来の家と変わらない様な値段」とアピールしていますが、これは仕様によります。フルオーダーの輸入住宅は高額になりがちですが、アーバンホームは規格をある程度絞ることでコストを抑えていると考えられます。FPとしては、初期見積もりにどこまでの仕様が含まれているか、オプション料金の詳細を徹底的に確認することをおすすめします。
Q5.建築中の現場を見学することは可能ですか?
可能です。むしろ、積極的に見学すべきです。現場が整理整頓されているか、職人の仕事ぶりは丁寧かなど、会社の姿勢が最も表れるのが建築現場です。特に、断熱材の施工状況や構造躯体など、完成後は見えなくなる部分を自分の目で確認することは、欠陥住宅を避ける上で非常に重要です。
Q6.土地がないのですが、探してもらえますか?
はい、可能です。母体が不動産会社「岡安不動産」であるため、土地探しは得意分野です。建物のプランと総予算を考慮しながら土地を探してくれる「土地探しからのワンストップサービス」は、購入者にとって大きなメリットです。ただし、紹介される土地が必ずしも最適とは限りません。他の不動産会社からも情報を得るなど、セカンドオピニオンを持つことも大切です。
Q7.気に入ってる土地があるのですが、相談できますか?
もちろん可能です。むしろ、土地の契約前に相談することを強く推奨します。宅建士の視点から見ると、土地には様々な法規制(建ぺい率、容積率、斜線制限など)があり、希望通りの家が建てられないケースが多々あります。プロに土地を調査してもらい、理想のプランが実現可能かを確認してから契約に進むのが賢明です。
Q8.完成後の保証はついていますか?
構造躯体と雨漏りに関する10年間の瑕疵担保責任保険は、法律で義務付けられているため当然付帯します。重要なのは、それ以外の独自保証や定期点検の内容です。アーバンホームでは3ヶ月、1年、2年後に定期点検を実施するとしていますが、3年目以降の点検が有償か無償か、保証延長の条件なども契約前に書面で確認しましょう。
Q9.輸入住宅でも和室をつくることができますか?
はい、問題なく作れます。最近はモダンな琉球畳などを使い、洋風のリビングと隣接させても違和感のない和室(ジャパニーズルーム)が人気です。客間や子どものプレイスペースとして重宝するため、設計段階で相談してみると良いでしょう。
Q10.近隣の音や自宅からの音は防げますか?
輸入住宅で多く採用される高気密・高断熱仕様は、遮音性にも優れています。特に複層ガラスの樹脂サッシなどは、外の騒音を軽減し、室内の音漏れを防ぐ効果が高いです。ただし、完全な防音室ではないため、楽器の演奏などを考えている場合は、別途専門の防音工事が必要になります。
Q11.木材が多く使われていますが火災には強いですか?
アーバンホームが採用している2×4(ツーバイフォー)工法は、火災に強い構造です。太い木材は燃えると表面に炭化層ができ、内部まで火が到達しにくい性質があります。さらに、壁内にファイヤーストップ材を施工し、火の回りを遅らせる「省令準耐火構造」を標準としている点は安心材料と言えます。これにより、火災保険料が安くなるというメリットもあります。
Q12.地盤が弱いところでも建てられますか?
建築前には必ず地盤調査が行われ、その結果に応じて適切な地盤改良工事(表層改良、柱状改良など)が行われます。これはどのハウスメーカーでも同じです。注意すべきは、地盤改良工事の費用は当初の見積もりに含まれていないことが多い点。調査結果によっては100万円以上の追加費用が発生する可能性もあるため、予算に組み込んでおく必要があります。
Q13.シロアリ対策は大丈夫ですか?
床下の防湿対策や構造材への防腐・防蟻処理は、現在の日本の住宅では標準的な対策です。アーバンホームでは5年間の防蟻保証を付けていますが、保証を継続するためには定期的な薬剤散布(有償)が必要なケースがほとんど。保証の更新条件と費用は事前に確認しておきましょう。
Q14.輸入住宅は、長持ちしますか?
住宅の耐久性は、工法よりもメンテナンスと初期の施工品質に大きく左右されます。特に木造住宅は湿気対策が重要です。壁内結露を防ぐための適切な断熱・気密施工が行われているかがポイントになります。長期優良住宅の認定に対応可能かどうかも、耐久性を測る一つの指標になるでしょう。
Q15.どんな方法で断熱されますか?
公式サイトでは高性能グラスウールが使用されると記載されています。グラスウールはコストと性能のバランスが良い断熱材ですが、施工精度が性能を大きく左右します。隙間なく充填されているか、建築現場で自分の目で確認することが理想です。断熱材の種類だけでなく、その厚みや施工方法についても詳しく質問してみましょう。
Q16.夏涼しく、冬暖かく過ごせるってホントですか?
これは、住宅の「気密・断熱性能」によります。輸入住宅はもともと厳しい気候の地域で生まれたため、高い性能を持つものが多いのは事実です。これにより冷暖房効率が上がり、光熱費の削減にも繋がります。ただし、その性能レベルは会社によって様々。断熱性能を示すUA値や、気密性能を示すC値といった具体的な数値を確認し、他社と比較検討することが重要です。
Q17.日本の住宅とは異なる建て方をしますか?
アーバンホームが採用する北米スタイルの2×4(ツーバイフォー)工法や北欧のパネル工法は、日本の在来工法(柱と梁で支える)とは異なり、壁・床・天井の「面」で建物を支える壁式工法です。地震の揺れを面で受け止めて分散させるため、耐震性が高いという特徴があります。
まとめ:自分に合うハウスメーカーを見極めるために
ここまでアーバンホームの坪単価や特徴をプロの視点で解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。デザイン性に優れ、コストパフォーマンスも悪くない、魅力的な選択肢の一つであることは間違いありません。
ただ、あなたにとって本当に最高のパートナーかどうかは、実際に他社と比較してみないと分かりません。デザインは気に入っても、担当者との相性が悪かったり、提案される性能が希望に合わなかったりする可能性もあります。
後悔しない家づくりの、賢い始め方
家づくりは、情報収集から完成まで1年以上かかる長丁場です。だからこそ、思い立った「今」、ほんの少しだけ行動を起こしておくことが、1年後の満足度を大きく左右します。
まずやるべきことは、複数の会社のカタログをまとめて取り寄せて、客観的に比較すること。アーバンホームだけでなく、他の輸入住宅メーカーや、デザイン性の高い工務店など、選択肢を広げてみましょう。ライフルホームズのような一括請求サイトなら、スマホで数分入力するだけで、自宅に資料が届くので手間がかかりません。
カタログを見比べれば、各社の強みや価格帯、デザインの方向性が一目瞭然になります。「この会社のキッチンは標準でこれなんだ」「こっちは断熱性能をウリにしてるな」といった発見が、あなたの理想の家を具体的にしていく何よりの材料になるんです。
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