スーモカウンターは行かない方がいい?【宅建合格者が暴露】使うと損する「5%の罠」とは

大企業の調査員

リサーチャー

大企業の調査員 (すけさん)

一生に一度の家づくり。発信する情報に責任を持つため、不動産とお金の知識を体系的に学びました。
■宅地建物取引士・FP3級 合格(2025年度)
■住まいの窓口/おうちキャンバスへの独自取材・相談経験あり
■スーモカウンター/家づくりのとびらへの相談経験あり

執筆者

「家づくり、何から始めたらいいかわからない…とりあえずCMで見るスーモカウンターに行ってみようかな?」 「でも、ネットで検索すると『行かない方がいい』って出てくるし、何か裏があるの?」

大企業調査員
その直感、大正解です。

実は、不動産業界に詳しい人間や、賢くコストダウンを狙う施主の間では、「とりあえずスーモカウンター」は御法度とされています。

なぜなら、スーモカウンターを経由することで、本来なら受けられたはずの「数百万円規模の値引き」が消えてしまうリスク(構造的なデメリット)があるからです。

この記事では、2025年度の宅建試験に合格し、不動産業界のビジネスモデルを学んだ私が、 「なぜスーモカウンターに行かない方がいいと言われるのか?」 その決定的な理由と、紹介料の罠を回避してプロのアドバイスを無料で受けるための「正解ルート(住まいの窓口)」について、包み隠さず解説します。

結論から言うと、「値引き交渉を有利に進めたい人」は、スーモカウンターに行ってはいけません。

一生に一度の買い物で損をしたくない方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

スーモカウンターは行かない方がいい?【結論】

結論から申し上げますと、「少しでも安く家を建てたい」「優秀な担当者についてもらいたい」と真剣に考えている方には、スーモカウンターはおすすめしません。

なぜなら、スーモカウンターのビジネスモデル上、利用することで本来受けられるはずの「値引き」が受けにくくなる構造的なデメリットが存在するからです。

もちろん、ショッピングモールなどで買い物のついでにふらっと立ち寄れる「手軽さ」は大きな魅力です。 「細かいことは気にしないから、とにかく今日すぐにハウスメーカーを紹介してほしい」というスピード重視の方にとっては、利用価値があるサービスと言えます。

しかし、その「手軽さ」の代償として、本来なら浮いたはずの資金を失ったり、マニュアル通りの対応しかできないアドバイザーに当たって時間を浪費したりするリスクがあることは、あまり知られていません。

大企業調査員
特に私が懸念しているのは、紹介料による金銭的なデメリットに加え、アドバイザーの「質のバラつき(担当者ガチャ)」が非常に激しいという点です。

店舗数が多く、急速に拡大しているサービスだからこそ、どうしても知識の浅い担当者に当たってしまう確率が高くなります。

一生に一度の家づくりにおいて、このリスクを冒すメリットは薄いと私は判断しています。 なぜ「行かない方がいい」と言い切れるのか、その具体的な理由を次の章で詳しく解説します。

スーモカウンターは行かない方がいい理由3選

私が宅建士の視点から、そして実際に利用した経験から「行かない方がいい」と判断した理由は、主に以下の3点に集約されます。 これらは単なるサービスの質の良し悪しではなく、ビジネスモデルに起因する構造的な問題です。

1. ハウスメーカーで割引を受けにくくなる

これが最も経済的なダメージが大きい理由です。 スーモカウンターは無料で利用できますが、その運営費はハウスメーカーからの紹介手数料で賄われています。

実際に元ハウスメーカーの営業担当だった方の口コミによると、スーモカウンター経由で契約が決まった場合、建築費用の約5%もの金額がキックバック(紹介料)としてスーモ側に支払われる仕組みになっているとのことです。

ハウスメーカー営業

スーモカウンターを介さず直接メーカーに電話なり問い合わせ頂ければ、お客様に還元出来る。でもスーモ経由だと請負額の5%がスーモカウンターに入ってしまいます。。。

仮に3,000万円の家を建てる場合、150万円もの大金がハウスメーカーからスーモへ流れることになります。ハウスメーカー側からすれば、この150万円は本来、お客様への「値引き」や「サービスの追加」に使えたはずの予算です。

しかし、スーモカウンターを経由している以上、その予算は紹介料の支払いに消えてしまいます。 そのため、現場の営業マンからは「スーモ経由のお客様には、これ以上の値引きはできない」という本音が漏れており、結果として直接展示場に行くよりも高い買い物になってしまうリスクが高いです。

2. 「予算の相談だけ」といった具合にピンポイントで相談できない

スーモカウンターのビジネスゴールは、あくまで「ハウスメーカーに送客すること」です。 そのため、アドバイザーには「その日のうちにメーカーとの面談予約を取る」というマニュアルが存在しています。

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実際に私が利用した際は、「詳しいことはメーカーの営業担当に聞くのが一番早いです」と、強引にアポイント設定へ誘導されました。

まだ特定のメーカーに会う心の準備ができていない段階でも、ベルトコンベア式に次々と面談をセッティングされてしまうため、自分のペースでじっくり検討したい方には大きなストレスとなります。

3. 相談員の中には業務委託も含まれている

「プロのアドバイス」を期待して行くと、肩透かしを食らう可能性が高いのが現状です。 スーモカウンターは店舗数が非常に多く、それを維持するために大量の人員を抱えています。

大企業調査員

スーモカウンターの担当者の全員が住宅業界の経験豊富な正社員というわけではありません。中には、短期間の研修を受けただけの契約社員や業務委託スタッフもカウンターに立っています。

彼らは用意されたマニュアルに沿って、ヒアリングシートの内容をパソコンに入力し、条件に合うメーカーを機械的にマッチングしているに過ぎません。

「この工法は、この地域の気候には合わない」「その予算なら、あちらの工務店の方が施工力が高い」といった、経験に基づいた本質的なアドバイスを引き出すことは難しく、担当者の当たり外れ(いわゆるガチャ)が非常に激しいのが実情です。

スーモカウンターに行かない方がいいならどこがオススメ?

「スーモカウンターがダメなら、どうやって家づくりを進めればいいの?」と不安になる方もいるでしょう。 結論から言うと、紹介料のリスクを考慮してもなお利用する価値があるのは、「アドバイザーの質」が担保されているサービスです。

大企業調査員

私が実際に複数の窓口を利用し徹底比較した結果、最もおすすめできるのは「住まいの窓口」です。

スーモカウンターも綺麗なお姉さんとお話しできるという点ではとても良い場所だったのですが、本当に良かったと思えたのは住まいの窓口でした。

私達の予算とハウスメーカーのランクをうまく整理し、少し高望みだと感じていたハウスメーカーから、実は最近オススメになってきた工務店までバランスよく教えてもらえました。

住まいの窓口がオススメなポイント!

最大の強みは、担当者の「専門性」と「中立性」の高さです。

住まいの窓口のアドバイザーは、全員が独自の厳しい研修カリキュラムをクリアした正社員のみで構成されています。 スーモカウンターのように、マニュアル頼りの業務委託スタッフが対応することはありません。

そのため、単なるメーカー紹介屋にとどまらず、「この土地の条件なら、鉄骨よりも木造の方がコストパフォーマンスが良い」「将来的なメンテナンス費用まで考えると、初期費用は高くてもこちらのメーカーが良い」といった、プロならではの踏み込んだアドバイスがもらえます。

また、特定のメーカーに肩入れせず、本当に顧客の利益になる提案をしてくれる姿勢も信頼できます。

「紹介料ビジネス」である点はどの窓口も同じですが、住まいの窓口はそのデメリットを補って余りある「質の高いコンサルティング」を無料で提供してくれるため、利用して損はないと断言できます。

アドバイザーの知識量が多い

住まいの窓口 相談中の様子

住まいの窓口のアドバイザーは、私の曖昧な要望を具体的な建築用語に変換して整理してくれたり、ハウスメーカーごとのデザイン・構造の特徴をと、まさに「住宅の辞書」のような存在でした。

宅建合格者

私が実際に相談した際は、アドバイザーの知識量には驚かされました。

スーモカウンターで知識のない担当者に当たると、こちらの要望が正しくメーカーに伝わらず、見当違いな提案を受けることになりがちです。

しかし、住まいの窓口であれば、プロが要望を的確に翻訳してメーカーに伝えてくれるため、その後の商談がスムーズに進み、結果として理想の家に近づくスピードが格段に上がります。

強引な営業は一切ない

「無料相談に行ったら、しつこく営業されるのではないか」という心配も無用です。

住まいの窓口は「中立的な第三者」という立場を徹底しており、特定のメーカーへの契約を迫るような営業行為は一切ありません。

宅建合格者

私が実際に相談した際は、アドバイザーのむしろ、「今の予算感だと、無理に注文住宅にするより建売住宅も検討した方が良いかもしれません」といった、営業マンなら絶対に言わないような「耳の痛いアドバイス」も正直にしてくれます。

この誠実な対応こそが、業界トップクラスの顧客満足度につながっているのだと感じます。

スーモカウンターのよくある質問

スーモカウンターの利用を検討している方、あるいは不安を感じている方からよく寄せられる質問と、それに対する本音の回答をまとめました。

  • スーモカウンターの相談は本当に無料ですか?
  • どのようなアドバイスを受けることができますか?
  • スーモカウンターの無料相談の流れってどんな感じ?

表面的な公式サイトのQ&Aには書かれていない、裏側の事情も含めてお答えします。

スーモカウンターの相談は本当に無料ですか?

はい、サービスの利用料自体は完全に無料です。 何度相談しても、どのハウスメーカーを紹介されても、あなたがスーモカウンターにお金を払うことはありません。

ただし、先ほど解説した通り、あなたが支払う建築費用の中に、ハウスメーカーからスーモカウンターへ支払う「紹介手数料(建築費の約5%)」が間接的に含まれることになります。 直接的な請求はありませんが、その分だけ値引きが渋くなる可能性があるため、「実質的なコスト」は発生していると考えるのが賢明です。

どのようなアドバイスを受けることができますか?

基本的には「あなたの予算や希望エリアに合うハウスメーカーのマッチング」が中心です。

アドバイザーは建築士やFP(ファイナンシャルプランナー)ではないケースが大半ですので、建物の構造に関する専門的な技術論や、複雑なローン設計などの深いアドバイスは期待しない方が良いでしょう。

あくまで「数あるメーカーの中から、候補を絞り込む手伝いをしてくれる場所」と割り切って利用することをおすすめします。

スーモカウンターの無料相談の流れってどんな感じ?

私が実際に利用した際は、以下のような流れで進みました。店舗の前には目立つ看板があったので迷うことはなかったです。

私が行ったスーモカウンター

所要時間は約90分でした。

  1. 個人情報や家族構成をヒアリングシートに入力
  2. 建てる予定のエリアや予算の確認
  3. 好みの外観デザインや内装のテイストを選択
  4. 条件に合うハウスメーカーを数社紹介される
  5. 気になったメーカーの営業担当との面談予約(その場で設定)

非常にスピーディーに営業担当とのアポイントまで進むため、「とにかく早く話を進めたい」という方には効率的ですが、「今日は話を聞くだけにしたい」という方には少しプレッシャーを感じる進行かもしれません。

スーモカウンターは行かない方がいい?まとめ

大企業調査員

この記事では、宅建合格者の視点からスーモカウンターのデメリットについて解説してきました。

「スーモカウンター」は、リクルートが運営する知名度抜群のサービスですが、そのビジネスモデル上、以下のリスクがあることは否定できません。

スーモカウンターに関する注意点
  • 紹介手数料(約5%)が発生するため、値引き交渉で不利になる可能性がある
  • 担当者の知識レベルにバラつきがあり、当たり外れが大きい
  • あくまで「紹介」が目的のため、深いコンサルティングは期待できない

もしあなたが、「多少コストがかかってもいいから、手っ取り早くメーカーを紹介してほしい」「細かいことは気にしない」というのであれば、スーモカウンターは便利なツールです。近所のショッピングモールで気軽に利用してください。

しかし、「一生に一度の買い物で、金銭的な損はしたくない」「知識豊富なプロに、失敗しない家づくりの進め方を教えてほしい」と願うのであれば、スーモカウンターではなく「住まいの窓口」を選ぶべきです。

住まいの窓口であれば、厳しい研修を受けた正社員アドバイザーが、中立的な立場からあなたの家づくりをサポートしてくれます。 もちろん利用は完全無料です。まずは「失敗しないための防衛策」として、プロの話を聞きに行くところから始めてみてはいかがでしょうか。

\ 相談だけもOK!何度でも無料相談可能 /

※「いきなり予約するのは不安…」という方は、私が実際に利用した体験談もご覧ください。

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