【2025年最新】宅建の難易度は?合格率やボーダーラインから「独学33点」の私がリアルに分析

大企業の調査員

リサーチャー

大企業の調査員 (すけさん)

一生に一度の家づくり。発信する情報に責任を持つため、不動産とお金の知識を体系的に学びました。
■宅地建物取引士・FP3級 合格(2025年度)
■住まいの窓口/おうちキャンバスへの独自取材・相談経験あり
■スーモカウンター/家づくりのとびらへの相談経験あり

執筆者

「宅建なんて、誰でも受かる簡単な資格だよ」

ネット掲示板やSNSで、そんな言葉を見かけたことはありませんか?

宅建合格者
断言します。その言葉を信じてナメてかかると、痛い目を見ます。私がそうでした。

私は2025年の試験に、働きながら独学で挑戦しました。 結果は自己採点で33点。合格基準点ギリギリでの滑り込みでした。

合格率約15%という数字だけ見ると「7人に1人しか受からない難関」に見えますが、一方で「真面目にやれば受かる」という声もあります。

一体、どっちが本当なのでしょうか?

この記事では、一般的な合格率データだけでなく、2025年の試験会場で冷や汗をかきながら問題を解いた私が肌で感じた「リアルな体感難易度」を徹底解説します。

宅建合格者
特に今年は、受験生を絶望させる「あの形式の問題」が激増しました。

これから宅建を目指すあなたが、ネットの無責任な情報に惑わされず、正しい危機感を持って勉強をスタートできるよう、真実をお伝えします。

目次

結論:宅建は「ナメてかかると落ちるが、正しい努力で必ず受かる」試験

「宅建は簡単」という人と「宅建は難しい」という人。なぜ真っ二つに意見が分かれるのでしょうか。

合格した今だから分かる結論をお伝えします。 宅建は、自動車の運転免許試験のように「常識でなんとかなる」レベルではありません。ナメてかかると痛い目を見ます。

しかし、司法試験のように「才能や地頭の良さ」が必要な試験でもありません。正しい方向で、必要な量の努力を積み重ねれば、誰でも必ず手が届く試験です。

合格率はずっと15〜17%前後。この数字が意味すること

宅建の合格率は、例年15%〜17%程度で推移しています。 10人受けて1〜2人しか受からないと聞くと、かなりの難関に思えます。

しかし、この数字にはカラクリがあります。 宅建試験は、受験資格がありません。年齢、学歴、実務経験に関係なく誰でも受けられます。そのため、「会社に言われて嫌々申し込んだ人」や「ほとんど勉強せずに記念受験する人」がかなりの割合で含まれているのです。

宅建合格者
実際、試験会場では開始直後に寝てしまう人や、途中退出する人も見かけました。こうした「本気ではない層」を除いた、真の競争倍率はもっと低い(受かりやすい)はずです。

偏差値でいうと「MARCH」レベル?私のリアルな体感難易度と比較

難易度をイメージしやすくするために、大学受験のレベル感と比較してみましょう。

あくまで私の主観ですが、大学受験で法政大学にも合格した経験から言うと、宅建試験の難易度は「法政大学の入試よりも難しく、青山学院大学よりは少し簡単」という印象を受けました。(私は明治大学卒です。。。)

宅建合格者
いわゆる「MARCH」レベルの大学入試と同等か、それ以上の勉強量と質が求められる試験だと思ってください。

特に「民法」の独特な考え方に慣れるまでに時間がかかるため、大学受験と同じように、腰を据えて長期計画で取り組む覚悟が必要です。一夜漬けや短期集中での合格は、極めて難しい試験と言えます。

【2025年受験】自己採点33点の私が肌で感じた「最新の難易度」傾向

一般的なデータの話はここまでにして、ここからは2025年の試験会場で実際に問題を解き、冷や汗をかいた私のリアルな体験談をお話しします。

結論から言うと、宅建試験は年々「進化(難化)」しています。 過去問をただ暗記するだけの勉強では、太刀打ちできなくなってきているのが現状です。

ボーダーラインの高騰化。「35点取れば安心」の時代は終わった?

かつて、宅建試験の合格ラインは「35点取れればほぼ確実」と言われていました。 しかし、近年はその常識が崩れつつあります。

問題自体の難易度は上がっているのに、受験生のレベルも上がっているため、合格基準点(ボーダーライン)が高止まりする傾向にあります。年によっては36点、37点が必要になることも珍しくありません。

宅建合格者
私が取った「33点」は、数年前なら合格圏内だったかもしれません。しかし今は「いつ落ちてもおかしくない」危険水域です。合格発表まで生きた心地がしなかったのは、このボーダーの高騰化が原因です。

単純知識では解けない。「個数問題」と「読解力」が合否を分ける

私が2025年の試験で最も難しさを感じたのは、出題形式の変化です。 特に受験生を苦しめたのが、「正しいものはいくつあるか?」という「個数問題」の増加です。

これまでの「正しいものを1つ選べ」という形式なら、消去法でなんとなく正解できることもありました。 しかし個数問題は、全ての選択肢の〇×を正確に判定できないと正解できません。生半可な知識では太刀打ちできないのです。

宅建合格者
「たぶんこれだろう」という勘が通用しない問題が増えたことで、体感的な難易度は一気に上がりました。今後は、一つひとつの知識を正確に覚える「精度」がより重要になります。

【体験談】私が試験中に冷や汗をかいた「民法」のリアルな難しさ

そして、宅建の最大の壁である「民法(権利関係)」も進化しています。 テキストに載っている基本的な事例そのままではなく、少しひねった応用問題や、長文の事例問題が増えています。

試験当日、私は民法の問題を見て頭が真っ白になりました。登場人物が多く、誰が誰に対してどんな権利を主張しているのか、状況を整理するだけで時間が過ぎていくのです。

宅建合格者
単に法律を知っているだけでなく、それを具体的なトラブルの現場でどう使うかという「法的思考力」と、長文を素早く正確に読む「読解力」が試されていると感じました。これが現代の宅建試験のリアルな難しさです。

数字には表れない「社会人・独学受験生」にとっての3つの壁

ここまで、試験問題そのものの難易度についてお話ししてきましたが、私たちのような「働きながら独学で目指す社会人」には、数字には表れない「もうひとつの難易度」が存在します。

私が実際にぶつかり、何度も挫折しかけた「3つの見えない壁」についてお伝えします。

①「時間の壁」:働きながら300〜400時間をどう捻出するか

宅建合格に必要な勉強時間は、一般的に「300〜400時間」と言われています。 これを半年(約180日)で達成しようとすると、毎日欠かさず2時間以上の勉強が必要です。

言葉にするのは簡単ですが、残業でクタクタになって帰宅した後や、貴重な休日に、これだけの時間を確保し続けるのは想像以上に過酷です。

宅建合格者
私は机に向かう時間だけでは足りず、「通勤電車の中」や「昼休みの残り20分」といったスキマ時間をかき集めて、なんとか時間を捻出しました。この「時間のやり繰り」こそが、社会人受験生にとって最初の、そして最大の難関です。

②「孤独の壁」:モチベーション維持と、質問できない不安

独学は孤独との戦いです。 予備校のように励まし合う仲間もいなければ、分からない問題をすぐに質問できる講師もいません。

難解な民法のテキストを読んでいて理解できない時、「自分だけが取り残されているんじゃないか」「この勉強法で合っているのか」という不安に襲われます。この精神的なプレッシャーが、多くの受験生をドロップアウト(挫折)へと追い込みます。

宅建合格者
私も勉強が手につかない「中だるみ期」が何度もありました。独学合格には、自分自身でモチベーションを管理する強いメンタルが必要です。

③「情報戦の壁」:法改正や最新の出題傾向を自分でキャッチする難しさ

宅建試験は、毎年必ず「法改正」の影響を受けます。法律が変われば、覚えるべき数字やルールも変わります。 予備校に通っていれば講師が勝手に教えてくれますが、独学者は自分で情報を集めなければなりません。

もし、古い情報のまま試験に臨んでしまったら…。たった一つの情報を見落としただけで、合否がひっくり返るリスクがあります。

宅建合格者
私は直前期に予備校の「予想模試」を受けることで、最新の法改正情報や出題傾向を一気にキャッチアップしました。独学だからこそ、情報収集には人一倍敏感になる必要があります。

難易度を下げ、合格率を高めるための「正しい戦略」とは?

ここまで読んで、「やっぱり宅建って難しそうだな…」と不安になったかもしれません。

しかし、安心してください。宅建は決して「手の届かない試験」ではありません。難易度が高いと感じるのは、多くの人が「間違った勉強法」で挑んでしまうからです。

33点ギリギリ合格者の私が考える、体感難易度を下げ、合格率を高めるための「正しい戦略」は以下の3つです。

テキスト選びで失敗しない(私はLECを選びました)

独学において、テキストは唯一の先生です。 難易度を不必要に上げてしまう最大の要因は、「自分に合わない難解なテキスト」を選んでしまうことです。

初学者がいきなり専門書のような難しいテキストを使えば、挫折するのは当たり前です。最初はイラストが多く、分かりやすい入門書から入りましょう。

宅建合格者
私はLECの「トリセツ」という分かりやすいテキストを選びました。おかげで法律への苦手意識を持つことなく、スムーズに学習をスタートできました。教材選びは合否に直結します。

LECの中でも実際に利用した参考書・模試を下記記事で紹介しているのでぜひご覧ください。

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過去問は「解く」のではなく「分析」する

多くの人が陥る罠が、過去問を「解いて、点数を見て、一喜一憂するだけ」という勉強法です。これでは実力はつきません。

重要なのは「なぜその選択肢が間違っているのか」を、テキストを見ずに他人に説明できるレベルまで理解することです。これを私は「過去問分析」と呼んでいます。

過去問3年分を徹底的に分析し尽くせば、見たことのある問題パターンが劇的に増え、試験が簡単に感じるようになります。

直前期の「模試」で本番の難易度に慣れておく

そして最後は、今年のように「個数問題の増加」といったサプライズに対応するための準備です。 それには、予備校が実施する「公開模試」を受けるのが一番です。

普段の勉強では味わえない「初見の問題」と「本番の緊張感」を経験しておくことで、メンタル面での難易度を下げることができます。

宅建合格者
本番でパニックにならないための唯一の方法は、練習でパニックを経験しておくことです。直前期の模試は、合格への必要経費だと割り切りましょう。

まとめ:難易度に怯える必要はない。覚悟を決めて一歩踏み出そう

最後に、これだけ脅しておいてなんですが、宅建は「司法書士」や「税理士」のような、人生をかけなければ受からない超難関資格ではありません。(私は1月からのんびり勉強して受かりました。)

合格率15%という数字に、過度に怯える必要はありません。その中には「会社で言われて嫌々受けた人」や「ほとんど勉強せずに記念受験した人」も大勢含まれているからです。

宅建合格者
「絶対に今年受かる」と覚悟を決めて、正しい戦略で300時間以上の努力を積み重ねた人の中での競争倍率は、実質2倍(2人に1人が受かる)くらいだと私は感じています。

難易度が高いからこそ、合格した時の喜びと、手に入る資格の価値は格段に上がります。

まずは本屋に行って、自分に合いそうなテキストを1冊手に取ってみることから始めてみませんか? その小さな一歩が、あなたの人生を大きく変えるきっかけになるかもしれません。

具体的にいつどんなことをして合格点に達したのかは、下記記事にまとめているのでぜひこちらもご覧ください!

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