家づくりヒーローの紹介料っていくら?他大手サービスと比較したリアルな費用を考察!

大企業の調査員

リサーチャー

大企業の調査員 (すけさん)

・宅地建物取引士合格(2025年度)
・住まいの窓口/おうちキャンバスへの独自取材・相談経験あり
・スーモカウンター/家づくりのとびらへの相談経験あり

執筆者
検討者さん
YouTubeで人気の『家づくりヒーロー』。無料で相談できるって言うけど、タダより高いものはないって言うし…

家づくりヒーローのサービスを利用しようか検討する際、このような「お金」に関する不安を抱くのは当然のことです。 一生に一度の大きな買い物。知らぬ間に損をしてしまうようなことは、絶対に避けなければなりません。

大企業調査員
2025年度の宅建試験に合格し、住宅業界のお金の流れにも詳しい私が、家づくりヒーローの「紹介料」の仕組みについて徹底的に調査・考察しました。
この記事でわかること
  • ハウスメーカーは、家づくりヒーローにいくらの紹介料を払っているのか?(業界の裏側から考察)
  • 【最重要】その紹介料は、私たちの建築費用に「上乗せ」されるのか?
  • 紹介料ビジネスだからこそ注意すべき、サービスの懸念点とは?

結論から言うと、紹介料の仕組み自体は怪しいものではなく、利用者が金銭的に損をすることはありません。しかし、ビジネスモデルの構造上、注意すべき点があるのも事実です。

この記事を読めば、お金に関するモヤモヤが解消され、家づくりヒーローのサービスを安心して利用できるかどうかの判断材料が手に入るはずです。

目次

家づくりヒーローの紹介料(考察)

まず大前提として、家づくりヒーローに相談した私たち利用者が、家づくりヒーローへ料金を支払うことは一切ありません。完全無料です。

しかし、無料で運営を続けるためには、どこかから収益を得る必要があります。 その収益源が、ハウスメーカーから支払われる「紹介料」です。

家づくりヒーローが紹介したハウスメーカーで、あなたが契約して家を建てた場合、その成果報酬としてメーカーからヒーロー側へ紹介料が支払われます。では、その金額は一体いくらくらいなのでしょうか?

ハウスメーカーから家づくりヒーローはいくらもらうの?

私の住宅業界に関する知識と調査から推測すると、ハウスメーカーから家づくりヒーローへ支払われる紹介料は、請負契約金額の「3%〜5%程度」と考えられます。

例えば、3,000万円の住宅を契約した場合、約90万円〜150万円が紹介料として支払われる計算になります。

大企業調査員
不動産業界では、取引額に応じた成果報酬が一般的です。

他業界の感覚からすると高額に感じるかもしれませんが、住宅という高単価な商品を扱う上では、これくらいが業界の標準的な相場と言われています。

大手ハウスメーカー紹介サービスの紹介料に関する口コミ

この「5%以下」という推測を裏付ける、興味深い口コミがネット上にありました。

元ハウスメーカー営業マンによる、競合他社(スーモカウンター)の紹介料に関する投稿です。

ハウスメーカー営業
スーモカウンターを介さず直接メーカーに電話なり問い合わせ頂ければ、お客様に還元出来る。でもスーモ経由だと請負額の5%がスーモカウンターに入ってしまいます。。。

家づくりヒーローも同様のビジネスモデルであることから、同程度か、あるいは後発サービスとして競争力を持たせるために、それより少し低い料率(3〜4%など)で契約している可能性が高いと推測できます。

【重要】紹介料は私たちの建築費用に上乗せされるの?

紹介料が100万円単位になると聞くと、「その分、私たちの見積もりにこっそり上乗せされているんじゃないの?」「結局、自分たちが損をするのでは?」と不安になりますよね。

結論から申し上げますと、紹介料があなたの建築費用に直接上乗せされることは、基本的にはありません。

紹介料は「広告宣伝費」から支払われる

検討者さん
本当に上乗せされないの?
大企業調査員
ハウスメーカーが紹介料を「広告宣伝費」の一部として、家づくりヒーローに払うことになるので、私たち側でお金がかかることはありません。

ハウスメーカーは、新規顧客を獲得するために莫大な費用をかけています。

テレビCM、新聞の折り込みチラシ、住宅展示場の維持費、営業マンの人件費などです。 家づくりヒーローへの紹介料も、これらと同じ「お客様を連れてきてもらうための必要経費」として扱われます。

つまり、テレビCMにお金を使うか、紹介サービスにお金を使うかという違いだけで、ハウスメーカーにとってはどちらも同じ販促活動の一環なのです。

宅建合格者の視点:二重価格はリスクが高すぎる

ここで宅建試験に合格し、業界のコンプライアンスについても学んだ私の視点をお伝えします。

もし仮に、ハウスメーカーが「直接来た客には3,000万円」「紹介サービス経由の客には3,100万円(紹介料を上乗せ)」という二重価格を設定していたらどうなるでしょうか?

今の時代、SNSですぐに情報が拡散されます。「あそこのメーカーは申し込みルートによって値段を変える」という噂が広まれば、そのメーカーの信用は地に落ちます。特に大手ハウスメーカーが、そのようなリスクの高い行為をするメリットはありません。

大企業調査員
したがって、あなたが直接展示場に行っても、家づくりヒーロー経由で紹介されても、提示される見積もりの基準は同じです。金銭的に損をすることはないので安心してください。

紹介料ビジネスだからこそ気になる「2つの懸念点」

建築費用への上乗せがないことは分かりましたが、それでも「紹介料で成り立っているビジネス」である以上、構造的に避けられない懸念点が2つあります。

これらは金銭的な損得ではなく、「サービスの質」や「あなたに最適な提案ができるか」に関わる重要な問題です。

懸念① 紹介料欲しさに、特定のメーカーを強く勧められないか?

最も気になるのは「中立性」の問題です。 建前上は「中立な立場で、あなたに最適なメーカーを紹介します」と言っていても、彼らもビジネスでやっている以上、ボランティアではありません。

もし仮に、ハウスメーカーによって紹介料の金額(料率)に大きな差があったとしたらどうでしょうか? 「A社を紹介すると100万円だけど、B社だと50万円」という状況であれば、人間心理として、無意識のうちに料率の高いA社を勧めたくなってしまう可能性は否定できません。

大企業調査員
本当に顧客ファーストで、紹介料の多寡に関わらずフラットな提案をしてくれるのか。ここはサービスを利用する上で最も注意深く見極めるべきポイントです。

懸念② 提携している大手メーカーしか紹介されない可能性

もう一つの懸念は「選択肢の幅」です。 家づくりヒーローが紹介できるのは、当然ながら彼らと「提携契約を結んでいるハウスメーカー」に限られます。

現在、家づくりヒーローの提携先は大手ハウスメーカーが中心であると考えられます。 一方で、世の中には「広告費をかけずに良い家を安く建てる優良な地場工務店」なども数多く存在しますが、そういった会社は紹介サービスと提携していないケースがほとんどです。

つまり、家づくりヒーローを利用するということは、最初から「紹介料を支払える体力のある大手メーカー」に選択肢を絞ってしまうことになるのです。

大企業調査員
「知名度に関わらず、幅広い選択肢からベストな会社を探したい」という方にとっては、この構造自体がデメリットになる可能性があります。

まとめ:仕組みは怪しくない。重要なのは「実際のサービスの質」

調査の結果、家づくりヒーローの紹介料の仕組み自体は、不動産業界では一般的な広告モデルであり、利用者が金銭的に損をすることはないと分かりました。「裏で上乗せされているのでは?」という心配は無用です。

しかし、仕組みがクリーンであることと、「あなたにとって良いサービスであるか」は別問題です。

ビジネスモデルの構造上、どうしても以下の懸念は残ります。

家づくりヒーローの相談サービスの懸念
  • 「紹介料のために、無理な提案をされないか?」
  • 「大手しか紹介されないのは、自分にとってデメリットにならないか?」
  • 「実際に使った人は、本当に満足しているのか?」

そんな疑問を解消するために、以下の記事で「家づくりヒーローの実際の評判・口コミ」を徹底的に調査しました。

仕組みだけでは見えてこない、利用する前に必ずチェックしておくべきリアルな実態や注意点も本音でまとめています。 お金の不安が解消された今こそ、サービスの質をしっかりと見極めるために、続けてチェックしてみてください。

あわせて読みたい
家づくりヒーローの評判・口コミ!公式HPに無いデメリット・メリットをご紹介 チャンネル登録者数3万人超の人気YouTuber「家づくりヒーロー(鳥本真司さん)」。 動画の熱量や広告の印象が強く、「興味はあるけれど、少し警戒している」「利用して...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次